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トルコブルーの器 [日記]

長い間ご無沙汰致しました。
細々ですのに、いらしてくださった皆様、有難うございます。

 

これ、てきな器でしょう?

料理教室でエスニックのメニューの時に使える器がいくつか欲しいと、少し前から思っているのですが、なかなかこれと言うものに出会えません。
先日デパート食器売り場の中の一角で、こんな素敵なのをみつけました。 

陶芸工房ラ・プエルタの小林恵さんの作品です。
絵付けされたものも択山あります。
大地に根付く力強さを感じさせるものや、広い広い海へと思いを運んでくれそうなもの等など・・・

 

           _20160705_095932.JPG

 

さっそく、今月の教室の料理の一つを盛り付けて見ました。

        _20160704_103626.JPG 

        おむすびは英語で言えば、rice balls でしょうか・・
        これは万能 bread balls です。 
        残り物の材料で、おかずにもスナックにもスイースにもなります。
        焼いても揚げても良いし、シチューにもなります。
        孫たちは、ピーマンを入れても、レバーを入れても
        永遠に食べ続けるほど
気に入ってくれました。

        関心おありの方、私の教室でご一緒に作りましょう!    

ところで小林恵さんの器ですが、絵付けされたもので素晴らしいものがたくさんあります。
でも今回は、私の作る様な料理を盛り付け易くて、引き立てもくれるものを探していましたので、
シンプルでしっかりとしていながら、優しい装飾がさりげなく施された、このボウルを頂きました。

ラ・プエルタ 小林恵さんについてはこちらからどうぞ
http://ceramicalapuerta.tumblr.com/
http://www.ceramicalapuerta.com/free.html
 

 

        ラプエルタボウル.JPG 

              今年の夏も、ひまわりの様にお元気で!! 

 

 

 


地球と言う大きな船 [日記]

イスラム世界が揺れに揺れています。

中東、北アフリカ地域に関心を持っていましたので、大変気になります。
なにより、子供の頃から親しんできた聖書の舞台でありますし、
日本と大きく異なるであろう文化、政治体制や気候風土はとても不思議で、想像を掻き立てられます。
ですから、行ってみたい、人々と接してみたい… とずっと思っていました。

乗務員として滞在するのは数日ですので、繰り返し行ったとは言えほんの表面を垣間見ただけではあります。けれどそれなりに感じるもの、知り得るものはたくさんありましたので、入国するにも滞在するにもある程度緊張せざるを得ない乗務先でしたが、私はこのフライトが大好きでした。

「あるスチュワーデス々の思い出」シリーズで、これらの国での話題をいくつか取り上げ
ましたので、それぞれの土地での話題に興味お持ち下さる方はそちらをご覧ください。
http://lilac-days.blog.so-net.ne.jp/2007-08-06-1
http://lilac-days.blog.so-net.ne.jp/2007-11-17
http://lilac-days.blog.so-net.ne.jp/2008-02-23
http://lilac-days.blog.so-net.ne.jp/2008-03-01
その他

当時(2・30年前!)表面的には穏やかだったそれらの都市は、今どうなっているのでしょうか。

エジプトは主要な産業の一つが観光ですから、観光客が比較的安全快適に滞在できるところでした。中東・湾岸諸国の多くは(当時は)観光客が行く場所ではありませんでした。でも、土地の人々も、日本を含む外国の駐在員も、私たちの様に仕事で数日滞在する者も、普通に生活し仕事していたのです。
けれど連日テレビの画面に映し出される映像は、あの市民生活があった広場とはどうしても重ねることの出来ない光景ばかりです。
そしてもっと東、イラン、パキスタン、タイなど、ここ数十年の間に大きな政治体制の変化がありました。
表面的、一時的には平静を保てても、力を以って人々を永遠に抑圧し続けるはのは不可能なことでしょう。
でも、今回一気に爆発した(爆発しつつある)エネルギーはどこに行くのでしょう… 
本当に人々が解放されて生活も精神も豊かな方向に向かわなければ、犠牲となった魂は救いわれないのではないでしょうか。のみならず、更なる犠牲が積み重ねられることでしょう。
日本も地球と言う大きな船に乗っていて、この船全体が今、大きな歴史の流れの中にあることを実感します。
この船のなかで日本はどんな役割を果たせるのでしょうか… 
そして日本自身の抱えている様々な病理的な状態をも、どの様に解決することが出来るのでしょうか…

 

以下、湾岸諸国とエジプト、パキスタン、イスラム革命前のイランでの写真をいくつか掲載します。
今はこんなにのどかに見物したり買い物したりなんて、絶対に出来ないのでしょう。でも、私たちは危険なら行かなければ良いのですが、そこに住んでいる人々はどうしているのでしょうか…

 8525163.gif

 KCH 005.jpg       

 22.jpg

 KCH 009.jpg      

     8867230.jpg

8867183.jpg

写真がめちゃくちゃでしょう?
もっと小さくしたいのに、下書きで縮小しても反映されません。
醜い画面ですが、ごめんなさい、このまま公開します。

 

 


タグ:日記

鶴丸再び [あるスチュワーデスの思い出…続編]

oldjatail.JPG

こんな風景が蘇るのでしょうか・・・

航空会社での大昔の経験をこのブログに書いて来た者として(「あるスチュワーデスの思い出」シリーズ37話。第一話はこちら⇒)、芳しからぬ昨今のニュースに接するごとに色々な思いを抱いて来ました。

我欲ではなく、相手のため、社会のため、より公的な目的のために、全社が真にひとつなれば、最も困難な事態をも乗り越えられることでしょう。その様にして、一日も早く社会の信頼を得られる組織を構築して欲しいものと思います。
全員が一丸となってがんばるのは、企業であれサッカーチームであれ、順調な時であれ、不調な時であれ、すばらしいことですね。いえ、当たり前のことですよね。

公的な組織であればあるほど、費用、時間、エネルギーの無駄を省くことは、厳密に必要とされている事ではあっても、省くべき無駄と、省いてはいけない物事を正しく選別して欲しいと思います。

緊急時のための備えには莫大な費用がかかります。
各種の器材、その使用と管理に関わる職員の教育訓練、安全性確保のための、飛行機を稼動させない時間…  

けれど、安全が確保されているのは当たり前の基本ですから、それらにコストをかけている事が宣伝にもなりません。
こんな豪華な機内食です、座席は何インチ広がって快適です、とは言っても、緊急脱出用スライドの操作性がこんなに良くなりました、なんて宣伝する航空会社は見たことがありません。
(本当はそれのほうがもっと重要だと思うのですが…)

その上、皮肉なことに、
莫大なお金をかけて準備する、これら万一に備えるための物、時間、技術ですが、すべて全く出番なく使用されずに終わるのが最も良い訳です。

安全のための予算だけはくれぐれも、くれぐれも十分に確保してほしいものです。

更に言わせていただけば、従業員は生身の人間です。必要な休養を与えずに過度に使い続ければ、壊れてしまうのです。

マークはどうであれ、安全快適な内容でもって長く信頼され得る航空会社として蘇って欲しいと、切に願います。嘗て在籍した一人としての責任上、その様に祈念いたします。


赤い鳥 [私のお宝シリーズ  世界の面白道具]

 

赤い大きな鳥がうちには居ます。
リオデジャネイロから20年前に飛んできました。

redbirdupper.JPG

 

飛来した最初は、リビングルームの天窓から人間の生活を見下ろしていました。

chibird.jpg

                  

私たちの引越しに伴って、リビングルームの窓辺が彼の定位置になりました。

parrot.jpg

 

そして今は、やはり実家の居間で私たちの生活を見下ろしています。

room.jpg

 

家族が幸せな時も、夫婦喧嘩した時も、料理教室の時も、パーティーの時も…

彼はなが~い見事な尾に傷を負っているのです。

tail.jpg 

もしこの鳥に感情があったら、どんな気持ちで、何を見ていたのかしら…

 

木の一刀彫だとばかり思っていたのですが、尾が折れてみて初めて、セラミックだったと分かりました。

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タグ:日記

ドイツの小さなナイフ [私のお宝シリーズ  世界の面白道具]

 

ナイフの刃は、普通、丸みを帯びた外側についていると思いますよね。

ところが、そんな先入観で無意識に扱うと少々危ないナイフがあります。

knife1.JPG  knife2.JPG
歯がカーブの内側なのです。ですから、指を添えるなら外側に。

ドイツでは当たり前のようですが、他の国では私は殆ど見たことがありません。

 

内側と外側の微妙なカーブのお陰で、持ち替えずに一気に芯を取ることが出来ます。

  knife3.JPG

 

内側のカーブのお陰で、曲面の皮がとても剥き易いのです。

  knife4.JPG

 

慣れれば小さい作業にとても便利なので、もう40年、手離せません。
けれど、万一怪我してはいけないので、教室では使いません。

尤も、どんなナイフでも、無意識に扱えば危険ですわね…

とんでもないピンボケ写真、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい。


40年愛用の料理の本・・・背景には驚きの事実が! [私のお宝シリーズ]

本屋さんの棚には実に様々な料理の本が並んでいますね。
超豪華なもの、細分化され専門的でありながらファッション的で素敵な本、読み物的なもの…
持っているだけですごく料理が上手になったような気がしますし、私も大いに楽しんでいます。
けれど…  最も長く、且つ頻繁にページを開くのがこの本です。

多分1970年代の初頭にサンフランシスコで買ったものだと記憶しています。
cookBook.JPG

私に、欧米の食を取り巻く生活に親しむきっかけを作ってくださったメアリー夫人がいつも見ていらしたので、自分がアメリカに行くようになった最初の頃に買ったものです。(彼女については「あるアメリカ婦人の思い出」でご紹介しています。)

内容は、オードブルからデザートまで、スナックやお菓子、保存食、飲み物を含む、おびただしい数のレスピーとバリエーション=それらは決してアイディア的なものではなく、基本をしっかりと踏まえた料理プラス、ベティークロッカーさんの開発した様々なメニューです。
そして食材の基本的な扱い方、各種肉の部位について、またその焼き方切り方サービスの仕方。計量の仕方、道具の話、料理用語の解説、献立のヒントと、およそ家庭の食生活に必要なすべてが過不足なく盛り込まれています。

パイ工程.JPG
パイ皮を捏ねて、延ばして、中身をめて、ふち飾りをして…  
飾り方のバリエーションも示しています。

表紙裏.JPG

また、究極の使い易く無駄のない編集です。
表紙の内側にはハーブとスパイスのリストがあり、「スープ」、「魚」…などの項目はインデックスつきの硬いページで区切られ、簡単に開くことが出来ます。
また、私が最も評価し、私自身の料理の本の製作にも採用させていただいたのが、巻末の索引です。
扱っている全ての食材を、料理名ではなく食材の名でアルファベット順に並べているのです。
この索引があることによって、例えば、今日は鶏肉がセールだったので多めに買ったけどどうしようか… と思ったとき、「チキン」を引くと、オードブルからスープでもメインディッシュでも、この本に載っている鶏肉を使ったあらゆる料理の名前とページを知ることが出来るのです。
料理の本として当たり前の様に思えますが、日本のものでこのような索引があるものは殆ど見たことありません。

日本の料理の本は殆ど写真で占められていますが、欧米の本はそうではありません。特にこの時代の物は平均的なページがこのようです。
平均ページ.JPG

左右のページで合計七種類のケーキと二種類のソースの作り方が出ています。
これではどんな料理か想像し辛いのは事実ですが、材料や作り方を見れば分かりますし、自分の想像力と創造力を発揮する余地が沢山有るのです。

sukiyaki.JPG

このページが何の料理の作り方か分かりますか?

この本の唯一の日本料理、SUKIYAKIです!

 材料は…
   牛ステーキ肉、マッシュルーム、
   長ねぎ? 玉ねぎ、セロリ、筍、
   ほうれん草、
   牛のだし汁、醤油etc

説明を読むと…  「日本では割りほぐした卵を入れた小鉢が添えられ、熱い肉や野菜を浸して食べる。
もしtofuが手に入ったら、3丁を1インチ角に切って割り下に加える。」

この時代、
日本の外国料理も斯くの如し…
懐かしいです。 

 

私は、この素晴らしいロングセラーをお書きになったベティー・クロッカーさんは、古き良きアメリカを代表する国民的な家庭料理研究家なのだ!! 
と、今の今まで思っていました。

   ところが… 

この記事を書くに当たって、彼女について調べました

Betty Crocker とは…  実在の人物ではないのです!!!

アメリカの大手製粉会社が消費者から寄せられるパンやケーキ作りに関する質問に答えるのに1921年に創造した仮想のキャラクターだったのです。

彼女は製粉会社の女性社員からの募集で決められた字体で消費者への回答にサインし、ある女優が演じてテレビやラジオに登場し、1945年にはフォーチュン誌でアメリカで最も人気のある女性の№2に選ばれました。(ちなみに№1は時のファーストレディー、エレノア・ルーズベルトだったそうです。)

1930に最初のレスピーブックが出されました。

1936年には彼女の「顔」が決められました。
それは実在のモデルに拠るものでは無く、アメリカの、聡明で面倒見の良い主婦の「顔」として合成して造られたものです。ですから時代と共に変化します。
現在の顔は様々な背景と年齢から成る75人の実在の人物の顔の合成なのだそうです。そしてその肖像写真が本の裏表紙に印刷されています。
これを見れば、誰でもこの写真の女性が著者であるベティークロッカーさんだと信じて疑わないでしょう。私も今の今まで何の疑いも持ちませんでした。

でもこれはアメリカ人なら誰でも知っていることなのかしら… ちょうどサンタクロースの事を誰でも知っているように。

Betty Crocker's COOKBOOKとして1950年に第一版が出版され、現在のものは2005年に出された第十版です。そして私のは1969年の第四版です。
ちゃんと1968年に登場したベティーさんの新しい顔写真が載っています。

ベティー.JPG
私のベティーさん

 

 

企業が一つの人格を造り出して消費者と人間関係を結んで行くと言うだけでも、私は面白い発想だな~と思いましたが、それがかなり国民の中に浸透していて、1921年から現在に至るまで健在であるとは! 
あの多種多様な人々から成り、それぞれの州が日本の県などの比ではないほど独立しているアメリカでこのような現象があるとは!!全く驚きでした。

どなたか、アメリカ市民の間でどのくらい知られている本、又は「人」なのかご存知でしたら教えてください。

★★ SUKIYAKIについて追記しました。 28日昼 ★★

 

 


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タイしゃぶ用網杓子 [私のお宝シリーズ  世界の面白道具]

急に寒くなって鍋物の恋しい季節になりましたね。
                                   網杓子3個.JPG赤い四角は単なるテーブルの飾りです

早速うちでも…                

と思ったときに登場する私のお宝道具!

     ジャジャーン!!

    タイしゃぶ用網杓子です。

私達の鍋物にも使えます。                                                                                                                                                                                                                           
例えば、豆腐、牡蠣、白子、身の柔らかい魚などに。

なべ底に沈んでしまい、最後にぼろぼろに煮えた牡蠣が出てきたり、私の確か入れたはずなのに… なんてことがあるでしょう。
そんなお悩み解決のつよ~い味方です!

網ブロッコ.JPG

                   煮えるまでこのまま放置します。

網杓子2.JPG

 

 

 

 

 

 

                                                 
                             もっと豪華な鍋が食べたいな~,,←; クスン; 

お値段は忘れましたが、すごく安いでしょう。
タイにいらしたら絶対に家族の人数分+α買うべし

 

。。クリスマスクッキーを作る会を開催します。。
詳しくはこちらから
http://corner-house.blog.so-net.ne.jp/2009-11-13

 


保温皿 [私のお宝シリーズ  世界の面白道具]

私はたった二人の食事でも、お料理は大きな器で真ん中に置き、各自が良いだけ取り分けるのが無駄がなくて好きです。でもそうすると食べている内に大皿の料理が冷めてしまいます。

そんな悩みが100年前のヨーロッパでもあったと見えて、冷めないようにする道具が有ります。
ティーライトなど蝋燭の火で保温するもの、食卓用蓄熱板に器を置く方法。
現代なら電気の卓上保温器…

私がいつかロンドンの骨董市で見つけたのはこれです。

皿.JPG 
二重底になっていて、お湯を入れて料理を保温するのです。
 ↑ 左の口から熱いお湯を入れると、お料理を乗せる部分がちょうどお湯に浮く様な具合になり、保温できるのです。

 水切り.JPGこちらは空気抜きの穴でしょうか。
熱湯を入れておくと、1時間くらいは効き目があります。

骨董商によれば、イギリスで商うために、東インド会社が中国で作らせたものだとか…
色と形も大変気に入っていますが、残念なことにひびが入ってしまいました。陶芸家に金接ぎをしていただいたのですが、それも剥がれてきてしまいました。

随分色々な所で骨董市と骨董屋を見ましたが、この手のものにはこれ以外気付いたこと有りません。
骨董品の中には、何に使うのか見当もつかず、聞いて見てなるほどと思うものが沢山有ります。
希少価値とか芸術的価値もさることながら、道具を通して昔の人の発想を知るのは本当に面白いと思います。

同じ発想でプラスチック製の離乳食のお皿を見たことが有ります(骨董ではなく現代の物)。
離乳食の年齢だと少量を時間をかけて食べるのですぐ冷たくなってしまうから良いですね。
湯たんぽの上に器を置いたらどうでしょう…

arros.JPG

今日はボリビアのチーズご飯を盛りましたが、最後まで熱々にしておきたいこの料理には最適です。
             (作り方はもう一つの方のブログに)

 

 


イタリア トスカーナ後編  [旅日記]

全行程14日間の旅の三分の二をトスカーナで過ごし、残りはローマです。

ここでの10日弱、サンカッシアーノを足場に、ヴィアレッジョ、サンジミニャーノ、モンテリジョーニ、フィレンツェ、シェナなど、日帰り又は一泊で出かけました。

 

LCH.jpg   海岸.jpg
左:Monteriggioni  は人口500人、丘のてっぺんの中世の村。
周囲は1.5Kmの城壁に囲まれ、観光客の帰った夜は闇と静寂が支配する世界。

右:Viareggio地中海に面したリゾート地、フランカおばさんの娘婿はここで三ツ星のホテルを経営しています。宿泊はしませんでしたが、とてもとても美味しいお昼を頂きました。

 

4じい.jpg   母子.jpg
日伊OYAJI  line up どこの街か忘れました。           Volterro?

  

 

フランカ邸.jpg
フランカさんのヴィラ。
残念ながら全貌が分かる写真が無いのですが、門を入りこんな回廊を通って正面玄関に向かいます。これは以前に生徒さんたちと泊まった時の写真です。
この時フランカさん宅に夕食に招かれた時にも当然一緒に料理しましたし、ヴィラでも何度か夕食を作りました。
こうして、色々な国で色々な人から、料理ばかりでなく、本当に色々なことを教えていただきました。

この後セルジオ父子の車を連ねてローマまで行きました。

ostia.jpg
ローマ市の郊外オスティアアンティカ。
2000年も前に栄えた後埋もれ、ポンペイの様に発掘された古代の港街。

大都市から遠く離れた田舎で、わずか10日間といえども、豊かな自然と食材と人々の中で過ごした後に訪れたローマは、失礼ながら私には大変霞んで見えました。
街を歩けばきらびやかな商品が次から次へと目に飛び込んできます。
ゴージャスなレストランでバチカンの向こうに沈む夕日を眺めながら食事もしました。
けれど今思い返して見て、単なる「記憶」ではなく「旅の思い出」として心に残っているのは圧倒的にトスカーナです。そこでは情の通う人間関係が有ったからでしょうか…
仕事では何度と滞在し、見るべきものが山とあると思っているローマなのですが…

 

ところで、セルジオのおばあちゃん直伝の手打ちパスタの会を、今月22日(木)と24日(土)に開催します。
詳しくは「世界の家庭料理を作って食べる会」のブログをご覧下さい。

 

 


タグ:旅日記

イタリア トスカーナ前編 [旅日記]

今日家を片付けていたら12年前のイタリー旅行の時の写真が沢山出て来ました。

以前、旅行は家族旅行が最高!と書き、アラスカの旅を連載しましたが、実はイタリー旅行とどちらを取り上げようかと随分迷いました。それほど家族大勢で行ったイタリー旅行も楽しかったのです。
けれどもイタリーに比べてアラスカ旅行はあまり多くの方が取り上げていないので、アラスカにしたのでした。

でもやっぱりイタリーも書きたい。また昔の話ですが、少しお付き合い下さい。

メンバーは八十歳一人、七十代三人、五十代二人、そして十代一人。
イタリーでの移動手段には、トスカーナの知人セルジォと彼の父親の運転する車をチャーターしました。

最初の宿泊地はフィレンツェの南約20kmのサン・カッシアーノです。
観光地ではないこの小さな街を選んだのは、セルジォの住む村が近かったためと、もう一人のイタリーの知人フランカおばさんが居たためです。 そして周辺には城壁に囲まれた中世の村や街が無数にあり、訪れて見たかったからです。

San Casciano

 

フランカおばさんはこの田舎町の中心地に住み、郊外のオリーブ畑の丘に大きなビラを所有していて宿泊客に貸しています。私たちもこのビラを借りたかったのですが、ドイツ人家族が丸一ヶ月借り切っていて今回は諦めざるを得ませんでした。
代わりに紹介してくれたのは、7部屋くらいのペンション風のミニホテルです。
そこを足場にトスカーナ地方の古い街と、フランカおばさんのお嬢さんの嫁ぎ先であるピサの近くの海辺の街まで、時に日帰りで、時に一泊して、回りました。

セルジォの家は、街からは車を飛ばして20分の、人里離れたオリーブと葡萄の畑の広がる丘の上にあります。一家は最近(当時の最近)ここにアンティークハウスを買い、大工を引退したばかりのお父さんが内部を近代的に手直ししている最中でした。
庭はまだご覧の様にごった返していますが、尾根に位置しているので、朝日と夕日の両方を眺めることが出来ます。
古いレンガ造りの大きな家は、リフォームと引越しの最中でしたが、中も外もくまなく案内して見せてくれました。
彼はここに両親と祖母と暮らしていますが、夕食にはフィアンセも加わっておばあちゃんの台所仕事をかいがいしく手伝っていました。
私たちはここでの夕食に二晩招かれ、おばあちゃんの素晴らしい手料理のもてなしを受けました。
彼らは夕食は必ず前菜、パスタ、メインディッシュ、デザート、ワイン、コーヒー、付け合せの温野菜もたっぷり…  そしてパスタは週の半分はおばあちゃんの手打ち、残りは買った乾麺だそうです。
私たちがご馳走になったのは勿論二回とも手打ちで、タリアッテッレとラビオリでした。
最初の晩に、娘がトマトをたっぷり使ったタリアッテッレをすごく気に入ったので、おばあちゃんも大喜びし、二日目も娘にだけ特別に同じものを造ってくれました。
私は台所まで入り込み、トスカーナ地方の伝統的家庭料理をしっかりと教えていただきました。

 

DNR.jpg
               右からセルジォのお母さん、お父さん、セルジォです。

写真では背景が良くありませんが、左右に谷を見晴らす広い庭にテーブルを並べての、夕日を浴びながらの夕食は素晴らしかった。
おばあちゃんのお料理は代々培われたのであろう家庭の伝統と愛情に満ち、 ただひたすら私たちを喜ばせて下さろうとする情熱の溢れるものでした。
実際この時受けたもてなしとお料理の美味しさは、私の生涯での最高の経験の一つとして、今もはっきりと心に残っています。
残念なことに次に行った時にはおばあちゃんは既に亡くなっており、お母さんのお料理を頂きました。
三姉妹.jpg71・72・73歳、麗しき三姉妹
    母、セルジォばあちゃん、叔母、既に全員が故人です。
背景がもう真っ暗でしょう? 散々食べて、おしゃべりし、踊って歌って・・・

 

 

  ☆ 次回に続く 。。。

 

 


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