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イタリア トスカーナ前編 [旅日記]

今日家を片付けていたら12年前のイタリー旅行の時の写真が沢山出て来ました。

以前、旅行は家族旅行が最高!と書き、アラスカの旅を連載しましたが、実はイタリー旅行とどちらを取り上げようかと随分迷いました。それほど家族大勢で行ったイタリー旅行も楽しかったのです。
けれどもイタリーに比べてアラスカ旅行はあまり多くの方が取り上げていないので、アラスカにしたのでした。

でもやっぱりイタリーも書きたい。また昔の話ですが、少しお付き合い下さい。

メンバーは八十歳一人、七十代三人、五十代二人、そして十代一人。
イタリーでの移動手段には、トスカーナの知人セルジォと彼の父親の運転する車をチャーターしました。

最初の宿泊地はフィレンツェの南約20kmのサン・カッシアーノです。
観光地ではないこの小さな街を選んだのは、セルジォの住む村が近かったためと、もう一人のイタリーの知人フランカおばさんが居たためです。 そして周辺には城壁に囲まれた中世の村や街が無数にあり、訪れて見たかったからです。

San Casciano

 

フランカおばさんはこの田舎町の中心地に住み、郊外のオリーブ畑の丘に大きなビラを所有していて宿泊客に貸しています。私たちもこのビラを借りたかったのですが、ドイツ人家族が丸一ヶ月借り切っていて今回は諦めざるを得ませんでした。
代わりに紹介してくれたのは、7部屋くらいのペンション風のミニホテルです。
そこを足場にトスカーナ地方の古い街と、フランカおばさんのお嬢さんの嫁ぎ先であるピサの近くの海辺の街まで、時に日帰りで、時に一泊して、回りました。

セルジォの家は、街からは車を飛ばして20分の、人里離れたオリーブと葡萄の畑の広がる丘の上にあります。一家は最近(当時の最近)ここにアンティークハウスを買い、大工を引退したばかりのお父さんが内部を近代的に手直ししている最中でした。
庭はまだご覧の様にごった返していますが、尾根に位置しているので、朝日と夕日の両方を眺めることが出来ます。
古いレンガ造りの大きな家は、リフォームと引越しの最中でしたが、中も外もくまなく案内して見せてくれました。
彼はここに両親と祖母と暮らしていますが、夕食にはフィアンセも加わっておばあちゃんの台所仕事をかいがいしく手伝っていました。
私たちはここでの夕食に二晩招かれ、おばあちゃんの素晴らしい手料理のもてなしを受けました。
彼らは夕食は必ず前菜、パスタ、メインディッシュ、デザート、ワイン、コーヒー、付け合せの温野菜もたっぷり…  そしてパスタは週の半分はおばあちゃんの手打ち、残りは買った乾麺だそうです。
私たちがご馳走になったのは勿論二回とも手打ちで、タリアッテッレとラビオリでした。
最初の晩に、娘がトマトをたっぷり使ったタリアッテッレをすごく気に入ったので、おばあちゃんも大喜びし、二日目も娘にだけ特別に同じものを造ってくれました。
私は台所まで入り込み、トスカーナ地方の伝統的家庭料理をしっかりと教えていただきました。

 

DNR.jpg
               右からセルジォのお母さん、お父さん、セルジォです。

写真では背景が良くありませんが、左右に谷を見晴らす広い庭にテーブルを並べての、夕日を浴びながらの夕食は素晴らしかった。
おばあちゃんのお料理は代々培われたのであろう家庭の伝統と愛情に満ち、 ただひたすら私たちを喜ばせて下さろうとする情熱の溢れるものでした。
実際この時受けたもてなしとお料理の美味しさは、私の生涯での最高の経験の一つとして、今もはっきりと心に残っています。
残念なことに次に行った時にはおばあちゃんは既に亡くなっており、お母さんのお料理を頂きました。
三姉妹.jpg71・72・73歳、麗しき三姉妹
    母、セルジォばあちゃん、叔母、既に全員が故人です。
背景がもう真っ暗でしょう? 散々食べて、おしゃべりし、踊って歌って・・・

 

 

  ☆ 次回に続く 。。。

 

 


タグ:旅日記
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コメント 8

rino

わぁ、70歳台以上もたくさんいらっしゃる大勢の旅行だったのですね~♪
それに、みなさんとっても上品でお洒落!!
イタリアの田舎町ってとっても興味あります。知人の方を訪ねてのご一緒の旅はその土地の素顔が見られて羨ましいです。レストランでの食事よりどんなにか心なごやかに過ごされたことでしょうね。こういうご経験がもとこさんの「世界の料理・・」を作られているひとつなんでしょうね・・。タリアテッレ、ラビオリ・・・・美味しそうだ・・・・♪
by rino (2009-10-07 12:04) 

めぎ

なんて素敵な旅でしょう。みなさんとっても楽しそうで生き生きしてますね。
それに、知人を訪ねてそのお宅で手作りのお食事・・・夢の旅ですね。
うちのドイツ人も、子どもの頃に親と一緒に親の知人を訪ねてイタリアやスペインやイギリスで休暇を過ごしました。そのときに食べた家庭料理が彼の料理の底辺です。イタリアでおばあさんが作ってくれた手打ちのパスタやラザニアは、もう二度と食べられない最高の味だとよく言ってます。10代の参加者はお嬢さんかしら。いい経験をなさいましたね。
でも、こうして、あの頃いらした方がもうお亡くなりになっているのだと思うと、ちょっと淋しいですね。その時の楽しい時間はその時限りのもの・・・そして、自分もいつかこの和の中から消えていく・・・だからこそ、今を大事に生きなければいけないな、と感じました。
by めぎ (2009-10-07 16:34) 

もとこさん。

皆様、nice!を有難うございます。

rino様、そう、田舎の旅は楽しい♪  この辺り半径5キロくらいで土地の方たち三家族に繰り返し夕食に招かれました。同じようなトスカーナ料理ですが、当たり前ですが本当に家庭により、味付け、テーブルと部屋の雰囲気、もてなし方、すごく違うんです。でもどなたも違った表現ですが本当に熱い心で歓待してくださいます。得る所の多い旅でした。


めぎ様、本当に楽しかったです。私はご馳走になるばかりでなく、料理するのも手伝わせて頂いて色々教わりました。以後すっかりうちの定番になったメニューもたくさんありますよ。殊にイタリー料理は家庭料理が基本ですから、伝統的なノンナ、マンマの味はどんな高級レストランにも勝ります。
めぎさんはヨーロッパ各地の家庭のお味で鍛えられた旦那様をお持ちなんですから、こんな幸運な女性って中々いませんわ^-^♪
娘もちゃんと小さなレディーとして扱われ、知識ではない、物ではない、沢山のものを身につける機会に恵まれたと思います。時は流れ世代交代を止めることは出来ませんが、先人の心意気は国境を越えて受け継いで行く事も可能なのだなと思いました。

by もとこさん。 (2009-10-08 01:09) 

風船かずら

家族でとても素晴らしい旅行をされたのですね。トスカーナ地方、映画の題名を忘れてしまっていますが、風景の美しさにとても感動したことがありました。
by 風船かずら (2009-10-08 21:47) 

もとこさん。

風船かずら様、そうですね、何か映画が有りましたよね。私も忘れました。
でも兎に角本当に綺麗。景色も良いし、人も素晴らしいし、食べ物は勿論良いし…
by もとこさん。 (2009-10-08 23:15) 

mimosao

もとこさんは世界中にお友達がいるんですねっ^^
次回のアップも楽しみにしてます♪
by mimosao (2009-10-09 05:49) 

Krause

楽しそうなひと時ですね!70代なんてまだまだ元気はつらつですよね!私の住む集落の80代は、男女ともに大学生並みの元気良さです!
by Krause (2009-10-09 08:19) 

もとこさん。

mimosao様、もっと頻繁に行きたいのですが…
段々疎遠になって行くのは寂しいです。


Krause様、ほんとに今は皆さんお若いですね。昔流に言えば私なんてとっくに老婆!!ですよ。(あっそうか、充分に老婆ですって?)
by もとこさん。 (2009-10-09 22:27) 

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