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アラスカ夏紀行3 Talkitnaへ [旅日記]

7時間の汽車の旅なんてうんざりと言う方は、デナリへの登山口の村、タルキトナへいらしたらいかがでしょう。ここまでなら3~4時間です。
周辺にだけ、花で飾られたログキャビンが立ち並ぶ、綺麗な小さな村です。
しかしここが北米最高峰デナリ山(マッキンリー山)への登山口ですから、世界中の有名無名の登山家がやって来るのです。

    あの上村直己さんもここから出発して単独登頂に成功しました。
    残念な事に、その帰途に消息をたたれましたが。
    そうそう、その時日本を出発なさった便に私は乗務しており、
    たまたま上村さんがお座りの辺りの担当でした。
    物静かな中に、大変温かいお人柄を感じさせていただきました。

タルキトナから、登山家でなくても、ヘリコプターやセスナでデナリ山のそばまで行けます。
そして、お天気が良ければ氷河の上に降り立つこともできます。
お天気が悪く降り立つことができなかった時には、半分ぐらいの料金を返してくれます。

   セスナ氷河.JPG
              千差万別の氷河がありますが、これもその一つです

このセスナはエアータクシーなどと呼ばれていて、運行している会社が各都市周辺にたくさんあり、観光フライトばかりでなく、交通手段としてチャーターできます。
パイロットごと飛行機を一機をチャーターするなんて、豪勢でしょう?
ところが移動に使う場合、5・6人で割れば同じ距離を鉄道で行くの大して変わらない金額だったように思います。

アラスカは広い土地に家があまりにまばらにあるので、大都市の外ではハイウエー以外に道路網が発達していません。道がないし海や川は凍るのですから、これらの家には空からでなければ行くことができないのです。
お陰で私たち旅行者もこの足を、大いに利用させていただけるのです。
と言うわけで、アンカレッジへの帰りは、いつもセスナでした。
7時間の汽車の旅も魅力的ですが、この1時間半のフライトは素晴らしい!
実際、私は、セスナより楽しい乗り物に未だ嘗て乗った事がないと断言します。
小さいヘリコプターはプロペラがパタパタとうるさいし、小刻みな振動が煩わしい。それに比べてセスナは振動は少ないし、音はしますが煩わしい種類の音ではありません。 
ジェット機より遥かに低く飛びますから、地上がよく見えますし、窓を開けたまま素肌で空を感じながら飛べるのです。

 
           セスナ.JPG
             前回の時のパイロットと偶然飛行場で出会ったのですが、
             あちらも私たちを覚えていて下さいました。

                  操縦席.JPG
                          パイロットの隣の席でご満悦の父

 

 ツンドラ.JPG
      デナリからアンカレッジまで飛ぶと、樹木の様態が変わるので
      どこまでがツンドラかはっきりと分かります。

 セスナより.JPG
         地上にムースなどがいれば、肉眼でも見える高度です。

 

     さて、次回はもっと南へ、キナイ半島のドライブにお誘いします。

 

 


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コメント 14

rino

植村さんが向かわれるときに乗務されていたんですね。
もう、何年前になるでしょうか・・。
私が飛行機の中からアラスカの白い山々を見た時は、この山のどこかに
植村さんが眠ってるんだな・・と感慨深く思いながら見つめたことを
今でも覚えています。

私、セスナをチャーターがいいです!
電車の車窓から見る景色も素晴らしいでしょうが、
7時間は軟弱な私にはちょっときついかな~(^^;)
それか、タルキトナまでにするという方法もありますね。
上空からも木々の様子がよくわかりますね。緑もすごく綺麗。
お父様も一緒にいらしたんですね。すごくお元気そうですね。
家族の旅の思い出は、一生かけがえの無いものとなりますね。(^^)
by rino (2008-09-28 07:31) 

Krause

鉄道で7時間、セスナで1.5時間というと、東京ー金沢くらいの距離でしょうか。大自然を満喫するなら本当によいところですね。
by Krause (2008-09-28 07:34) 

めぎ

行きたい気持ちが掻き立てられますねえ。
セスナはいつかぜひ乗ってみたいです。
風を感じられるというのがいいですね!
by めぎ (2008-09-28 08:36) 

Mimosa

氷河やツンドラの様子、アラスカのスケールの大きさがわかりますね。
私が好きなフランス人航空写真家、ヤン・アルテュス・ベルトランの世界のようなお写真ですね~。
by Mimosa (2008-09-28 18:14) 

もとこさん。

xml_xsl様、いつも一番にnice!をありがとうございます。
by もとこさん。 (2008-09-28 22:21) 

もとこさん。

rino様、植村さんは大きな期待寄せられていらしたようですが、ご本人やご家族のお気持ちはどんなだろうと、今でも時々思います。

でしたらタルキトナになさって、行きはアラスカ鉄道、帰りセスナでデナリ観光をしてもらってからそのままアンカレッジまでフライトなさったら?
汽車ではムースを見つけて、チョコレートムースをゲットしてね^-^
父のすわっているあの席は私も座りたかったのですが、結局毎回男性に譲ってしまいました。
by もとこさん。 (2008-09-28 22:42) 

もとこさん。

Krause様、アンカレッジからデナリ国立公園入り口駅まで約380kmですから、東京/大阪くらいでしょうか…  日本の新幹線と違って、その頃はちゃんと窓の開く汽車でしたよ。
by もとこさん。 (2008-09-28 22:48) 

もとこさん。

めぎ様、セスナ、良いでしょう? 一時自分で操縦免許を取りたいとすら思ってました。
でも日本の都市部で乗ってもあまり面白くないですね。
きっとヨーロッパで古く美しい街を上から見るなら、アラスカと違った良さを味わえるでしょう。
by もとこさん。 (2008-09-28 22:55) 

もとこさん。

Mimosa様、トップの写真と最後の2枚は、最初に行ったときに夫が撮ったものです。
今では温暖化で氷河やツンドラもずっと少なくなっているんでしょうね。
by もとこさん。 (2008-09-28 22:58) 

Bonheur

アラスカですか~。もう、旅のスケールが違いますね。「アラスカ=寒いところ。熊と原油、魚」程度のイメージしかなかったのですが、いろいろと楽しめそうなところなのですね。温暖化が進んで、これからもっと人気が出てくるかもしれませんね。
さすが元CAさん、いろんな場所をご存知ですね~!
by Bonheur (2008-09-29 18:05) 

のの

植村さんは、私が高校生の時の
尊敬する美術の先生(山岳部顧問)と
お知り合いだったとかで、
消息不明のニュースが流れたとき、とても気になりました。
先生もかなり心配されたんだろうなぁ・・・と。
セスナ・・・絶対私には乗れないと思います(^^;)
でも、景色は素晴らしいですね♪
by のの (2008-09-30 11:14) 

もとこさん。

Cap.michael, chee様, nice!をありがとうございます。
by もとこさん。 (2008-10-01 17:04) 

もとこさん。

Bonheur様、アラスカは寒そうな風景ばかりが紹介されていますからね。
私、べつにアラスカ政府観光局の回し者ではありませんが、大好きな土地の少し違った面も知っていただけたら嬉しいです。
by もとこさん。 (2008-10-01 17:09) 

もとこさん。

のの様、そうでしたか。消息不明って言うのは辛いですね。先生は割り切れない思いでいらっしゃるでしょうね。
セスナって最も安全な飛行機なんだそうですよ。
by もとこさん。 (2008-10-01 17:12) 

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