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19 ペルシャ湾の藻屑と 後編

 以前に連載しておりました記事の中で、
「あるスチュワーデスの思い出」シリーズだけを
このブログLilac Daysに、また、「アラスカ夏紀行」
Lilac Days in Alaskaに復活させて参ります。
古い記事で恐縮ですが、どうぞ宜しくお願い致します
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 足元の水を見ると歩いて帰れそうなくらい遠浅です。しかしだまされてはいけません。ここの海底は粘土質の土壌ですから、立とうとすればずぶずぶと引きずり込まれて行き、自力で再び浮き上がる事は出来ないのです。


 やはり帆を立てるしかないともう一度試みていると… 


 私の方に、二人乗りのサーフボードが近づいて来るのが、見えるではありませんか。


 この日家族と海岸に遊びに来ていたフランスからの駐在員が私に気付き、ホテルのベルマンを乗せて助けに来てくれたのです[exclamation]
 私のボードにホテルの人が乗り、私はフランス人のボードで浜辺まで連れて帰ってもらう事ができたのです[exclamation×2]


 素晴らしい、快速サーフィンでの帰り道です。
 ボードのしっぽにつかまってお尻から先を水に浸け、イルカに乗った少年のような気分で水面を曳航されて行きました。


 …と、途中で濡れたボードからするすると手が離れ始めるのです
 今度は海の中に身ひとつで取り残されてしまいました


 しかし、暫く行ってサーファー氏、急に軽くなった事に気付いたのでしょう、見事なUターンで戻って来て、私を海から引き上げてくれました。そして無事に浜辺に戻って来る事が出来たのです。


 その日は金曜日、イスラムの国では金曜日は私達の日曜日に当たり休日です。海岸の監視員も休みだったため、もしこのフランス人一家が気付いてくれなければ、私はきっとペルシャ湾の藻屑と消えていた事でしょう。
 そして日本でニュースになり、無謀でおろかな女として大きな顰蹙を買った事でしょう。


 しかし、ホテルの従業員氏と言いフランス人と言い、惚れ惚れするような見事な帆さばきでした。(そう言えばホテルの人は水着ではなく、白いベルマンの制服のままでした!


 私の方はその後機会がなく、未だにマスターしていません。 


教訓 
 
1、ウインドサーフィンをする時は、充分上達するまでは壊れていないボードを使う事。
 2、イスラム教の国で活動する時は、金曜日が休日であることを心得ておく事。


** アブダビ滞在中に描いた水彩のスケッチがある筈ですが、どうしても見つかりません。写真も残っていず、文字ばっかりで申し訳ありません。 **


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コメント 2

めぎ

ああよかった・・・♪
by めぎ (2018-12-11 06:22) 

もとこさん。

自分の無謀さに今更ながら呆れます。フランスの駐在員さんは命の恩人中の恩人です。
by もとこさん。 (2018-12-11 19:42) 

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